臀部を鍛えよう! 私たちの体は、約600個の筋肉から成り立っています。その内、自分の意思で動かせる随意筋が400個存在していて『骨格筋』と呼ばれています。一方、心臓や内臓の筋肉のように自分の意思で動かせない不随意筋が200個あります。 たくさんの筋肉の中でも私たちが日常生活で特に、お世話になっている筋肉の役割を見ていきましょう。 今日は『お尻(でん部)』です。 お尻の役割 お尻は体の中央に位置し総称『でん部』と呼ばれます。上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉で、体をまっすぐに立たせる役割を持っています。また、歩くときに股関節にかかる衝撃をクッションのように吸収してくれます。お尻の筋肉が硬く凝っていたり、弱っていると衝撃が腰に伝わってしまうため腰痛対策としても、お尻を鍛えることは重要になってきます。ここで、臀部を構成する主な筋肉を4つご紹介します。 ●大でん筋(だいでんきん)・・・人の体の中で単一筋肉としては最も体積が大きい筋肉です。 お尻全体の形を作っています。主な働きは、脚を付け根から後ろに振る動作(股関節伸展)、脚の付け根から太ももを外向けにひねる動き(股関節外旋)があります。 ●中でん筋(ちゅうでんきん)・・・大殿筋の上部、骨盤の側面に位置します。 主な働きは、太ももを外側に振る動き(股関節外転)をはじめ、骨盤のバランスを維持する働きがあります。 ●小でん筋(しょうでんきん)・・・中殿筋の深層に位置します。 中殿筋とほぼ同じ働きで、股関節を支える筋肉です。小殿筋をトレーニングする際は、中殿筋を鍛えることで同時に鍛えられることになります。 ●梨状筋(りじょうきん)・・・深い部分にある深層筋です。 股関節を外旋、外転させる時サポートする筋肉で歩行時に方向を転換したり、体の向きを変える際の軸足の動きに働きます。 役目の多いお尻はさまざまな大きさの筋肉が集まって構成されているので、柔らかそうに見えて凝りやすくなる部分です。あわせてストレッチもしていきましょう。 美筋チューブを使った『お尻トレーニング』
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